GirlsAward 2025 AUTUMN/WINTER スペシャルランウェイレポート
2025年10月18日、幕張メッセにて開催された『Rakuten GirlsAward 2025 AUTUMN/WINTER(ガールズアワード/ 通称:ガルアワ)』。
15周年を迎えるこのビッグイベントのトップバッターを飾ったのは、イタリア発のコンテンポラリーブランド「MAX&Co.」。
今回のGirlsAwardのテーマは“Dress Up My Style -Play the game of You-”。まるで着せ替えゲームのように、自分らしさを楽しむ秋冬コレクションが披露された。
クラシック×遊び心。MAX&Co.が描く、秋冬の彩り。
今回のランウェイを彩ったのは、佐々木久美、藤井サチ、なごみ、香音、井桁弘恵といった実力派モデルたち。
それぞれが異なる個性で、MAX&Co.らしい「洗練と自由」を体現していた。
佐々木久美:トレンチが語る大人の余裕

ベージュのトレンチコートを主役に、袖をたくし上げて覗く裏地のオレンジが秋らしいアクセント。
レーススカートでガーリーさを加えつつ、黒のショートブーツで全体を引き締めた。
ブラウンメイクと無造作ヘアが生む余裕のムードは、まさに“大人カジュアル”の理想形。
藤井サチ:クラシックチェックの都会的アレンジ

青地に赤のチェックが印象的なピーコートに、赤のグローブとロングブーツを合わせた藤井サチ。
シルバーアクセで煌めきをプラスし、華やかさの中にも上品な統一感を漂わせる。
ランウェイでは風に舞う髪とともに、まるでパリの街角を歩くようなエレガンスを演出した。
なごみ:色とレイヤーで魅せる若さの冒険

ライトブルーのシャツとプリントパンツに、赤のストライプショートパンツを重ねたレイヤードスタイル。
ウエスタンブーツとスポーティーなソックスで、遊び心あふれるストリート感を表現。
ひとつのルックに「カジュアル」「スポーティー」「フェミニン」を融合させた、まさに新世代らしい感性が光った。
香音:ダウンに潜むフェミニニティ

白のダウンジャケットに、レースのインナーを重ねた香音は、柔らかさと強さの両立を体現。
赤×青のミニスカートに黒のロングブーツで仕上げたコーディネートは、冬の街に映える存在感。
アップスタイルにサングラスを合わせた姿は、キュートな印象から一転、大人のモードへと変貌を遂げた。
井桁弘恵:情熱の赤が語る自信と自由

ラストを飾ったのは井桁弘恵。赤のピンストライプセットアップに、貝殻モチーフのビーズブローチを添えた。
透き通るプレキシガラスのアクセサリーと、背中に入ったレタリングプリントが動くたびに表情を変える。
映画『教場 Reunion/Requiem』の公開も控える井桁の存在感が、ステージの空気を支配した。
多彩なゲストとともに、祝祭のようなフィナーレ。

ステージの最後には23名のモデルが再登場。
少年忍者の内村颯太とヴァサイェガ渉、日向坂46卒業後も活躍を続ける佐々木久美、藤井サチ、トラウデン直美らが並び、さらに超特急の森次政裕&志村秀哉、よしミチchのよしあき&ミチ、西垣匠など、豪華ゲストがステージを熱狂に包んだ。
多様なカルチャーが交錯するその瞬間、MAX&Co.の“自由をまとう美学”が完成した。
Trend Review|MAX&Co.が提案する2025年秋冬の3キーワード
1.色で遊ぶ「Warm Accent」
ベージュ×オレンジ、ブルー×レッドなど、補色を大胆に組み合わせて秋冬に彩りを。
2.クラシックの再解釈「Modern Heritage」
トレンチやチェックといった定番を、質感や小物使いで軽やかにアップデート。
3.立体レイヤー「Texture Mix」
レース×レザー、ダウン×レースなど、異素材の掛け合わせで奥行きを生む。
Editor’s Voice
「MAX&Co.の魅力は、“女性が自分を遊ぶ”というポジティブなスピリット。
今季は特に、暗くなりがちな秋冬に鮮やかな色を取り入れる勇気をくれるコレクションでした。」(柳澤杏奈)
◎美研編集部
・撮影:仲西一成


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